
マッサージなど医療技術の紹介
1.鍼(はり)による治療
身体の深いところを直接刺激します鍼の一番の特徴として、身体の深部に直接刺激できることが挙げられます。
身体は、表面から皮膚、脂肪、筋肉、骨の順番で構成されています。
そのため指では、身体の深い部分にある筋肉に直接触れることはできません。
しかし鍼を使うことで、筋肉に直接触れることができます。
余分な場所に負担を与えないで、目的の所だけを刺激できます。
また、接触鍼という皮膚の表面を突いたり、
こすったりして刺激するだけの鍼もあります。
「刺す」鍼を使用するか、「刺さない」鍼を使用するかは、
症状により使い分けます。
東洋医学では、全身を気が滞ることなく巡ることで健康が保たれると考えます。
気の流れが滞ったり、逆にあふれているところがあると健康が阻害されます。
その乱れた流れを整える必要が生じます。
そのときに役立つのが鍼です。
鍼を打つことは水脈にポイントを作ってあげる行為ともいえ、
避雷針の考え方にも似ています。
西洋医学から見ると、異物としての鍼が身体に刺激を加えて、
防衛反応を起こすことで、自然治癒力を引き出し、身体を治してゆくといえます。
鍼は、石器時代の古代中国において発明されたといわれていますが、
インドで発明されて仏教の伝達ルートで日本に来たともいわれています。
起源は尖った石で押したり、こすったりするものでしたが
動物の骨・木・竹などに変わり、
中国の戦国時代の頃に、金属の鍼になったといわれています。
施術者とのコミュニケーションも効き目を左右します
「鍼に向かない人はいない」といっても、いい過ぎではありません。
金属アレルギーの人で鍼が刺せない場合は、
つまようじで皮膚のポイントを突ついたり、
こすったりするだけでも効果があります。
肝心なのは、細いモノで「気の交流をする」ことです。
先端恐怖症の人には、ボールペンや指先でもよいです。
銀製の玉を貼り付け、皮膚を刺激する治療法もあります。
もしこれまでに鍼治療を受診して効果がなければ、
それは鍼ではなく「人・やり方」が合わなかったのです。
きちんと鍼灸師とコミュニケーションをとって治療を受診すれば、
効果は現れるはずです。
鍼は太い血管に刺さることはありません。
血管は筋肉でできていて鍼をはじき返します。
毛細血管くらい細くなると刺さることもありますが、すぐにふさがれます。
血が漏れている間に小さな青あざができたとしても、
大きな内出血にまでなることはほとんどありません。
顔面に打つときは、ごく細い鍼を使用して、
万が一も内出血をしないように注意しています。









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